究極のDIY「家庭菜園」を自宅で始めよう!

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Fabshop Garden Raspberry Pi

Fabshop Garden

私たちがモノづくりを行うのは、それが「必要だから」です。犬小屋を作るのも、縁台を作るのも、それが必要だから作ります。これはモノづくりの動機としてあたりまえのことで、実益も伴うものにもなります。Fabshopでは様々なものづくりを紹介していますが、新しく家庭菜園をテーマにした「ファブショップ・ガーデン」をスタートします。人間の生活の中で「食べる」とか「見て楽しむ」などはとても必要な事です。家庭菜園では野菜などの食べられる作物が作られ、花などは見て楽しみ、人を癒すとと言うまさに必要なものです。これらを自分でやろうとすると場所を用意したりしっかり見守っていかなければならないなど、手間のかかる作業であるため、購入する場合が多いでしょう。しかし私たちの生産活動を支える「食」や「癒し」のDIYともいえる家庭菜園は一度は経験して自分で出来るようにしておきたいものです。

また、近年ではIoTなどを活用してこれらの生産効率を上げて行こうという試みもあります。Fabshopで学習できるマイコンでのプログラミングなども絡めて様々な角度から情報提供していきます。

★誰でも気軽に始められる「家庭菜園」

家庭菜園と聞くと、土地を用意しなければならなかったり、何か大変なイメージはありませんか?家庭菜園は特に庭や畑のための土地が無くても誰でもできるものです。例えばマンションやアパートでも小さな器などを用意して気軽に始められるものです。Fabshopでは部屋でもできる家庭菜園から小規模な畑を使った菜園で、野菜などの作物から花や植物の育成方法まで、初心者が趣味と実益を兼ねて楽しめる実用的な情報を提供していきます。

まずは、室内で水耕栽培から始めてみよう!

家庭菜園にチャレンジしたいと思っている方、最初から大きな畑を借りてやるのもよいですが、まずは自宅のキッチンや部屋の隅で小さな菜園をスタートしてみませんか?ペットボトル容器や小さなポットなどでも簡単に始められるんです。特にスプラウトと呼ばれる豆やタネなどを水に漬けて発芽させる新芽は作るのも簡単で、数日で収穫できるものがあります。

では、どんな野菜が作れるか、以下に紹介していきます。

▼豆苗(とうみょう)

最も簡単なスプラウトで、えんどう豆を水耕栽培で発芽させてその新芽を成長させたものです。シャキシャキした食感でビタミンやミネラルなどが豊富に含まれています。一度刈り取ってもまた脇から新芽が育ち、再度収穫することができます。Fabshopガーデンのスタッフ「庭女(にわじょ)」達も良く作っています。(詳しくは庭女ブログをご覧ください。)

Fabshop Garden 豆苗

▼カイワレ大根

水耕栽培で一番有名かもしれません。カイワレ大根は水と綿などの根が絡みやすいモノさえ置いておけば1週間ほどで収穫できます。

Fabshop Garden カイワレ

▼レタス

レタスの中でもリーフレタスなどが水耕栽培に適しています。レタスは豆苗やカイワレ大根と違い、放置しておくわけにはいかず、発芽したらその後、培地に定植(発芽させる場所から成長させて収穫するための場所に移動させる事)させます。レタスなどは普通の畑などで作る場合は害虫対策などが必要ですが、水耕栽培なら室内でできるため農薬なども考えなくてすみます。

Fabshop Garden レタス

楽しくなってきたら露地栽培へ!

植物は生きていますから、それを育てるのにはしっかりと面倒を見てあげる必要があります。また水耕栽培などでは1週間程度で作れるものがありますが、野菜などの作物は数か月かかるものもあります。

水耕栽培が楽しくなってきて、もっといろいろな野菜を作ってみたいと思ったら思い切って畑などを借りて本格的に家庭菜園を始めてみましょう。

Fabshop Garden

野菜は1年中育てる事ができます。1年を通して種をいつ捲くか、いつ収穫するかなどの計画を立てて自分好みの植物や野菜を育ててみましょう。

監視や管理にテクノロジーを!

さて、ここからがFabshopならではのガーデニングです。これら家庭菜園の管理にテクノロジーを導入していきましょう!コンピュータやマイコンを使って畑の計画を作ったり、カメラやセンサなどを活用して害獣予防、状況の監視、定期的な水やりなど様々な事にトライしてみましょう。

水耕栽培から露地栽培まであらゆるところにテクノロジーの導入が可能です。

Fabshop Garden Raspberry Pi

Fabshop Garden

Fabshopでは、家庭菜園でのテクノロジー活用の実証実験を行うために「Fabshop Garden(ファブショップガーデン)」という場所を用意して様々な実験を開始しています。専属スタッフが菜園の運営からテクノロジーの導入までをご紹介していきます。すでに「庭女(にわじょ)ブログ」や「庭女Twitter」などで情報配信も行っていますので、こちらも是非フォローしてください。

さあ、究極のDIYである家庭菜園×テクノロジーを楽しもう!

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