ScratchでもGPIO serverを起動してLEDをコントロールしてみよう!

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※ 本記事は作成時の情報を元に作成されたものです。
最新の情報に基づく記事として「【 第1回 】Scratch 2の日本語化と拡張機能”Pi GPIO”の追加」を新たに作成しましたので、こちらをご覧ください。

“Scratch”というと主にゲームとかアニメーションなどを作る教育用プログラミング言語と思われがちですが、Rspberry Piに標準でインストールされている“Scratch 1.4 (NuScratch) of 2016-12-12”では、特に他のアプリケーションをインストールしなくてもGPIOから外部デバイスを操作することができます。

必要な部品

  • Raspberry Pi 3 Model B × 1
  • ミニブレットボード × 1
  • LED × 1
  • 抵抗 100Ω × 1
  • ジャンプワイヤー(オス/メス) × 2

回路図と実体配線図

回路の配線ができたら先ず、“Scratch”のメニューバーから「編集」→「GPIOサーバーを開始」をクリックしておきます。

“Scratch”画面左側「コマンドエリア」上の「制御」ボタンをクリックし、「▼を送る」と「ずっと」を中央の「スクリプトエリア」に並べます。

「ずっと」の内側に「▼を送る」と「1秒待つ」をふたつずつ下のように並べます。

一番上の「▼を送る」の▼ →「新規/編集…」をクリックして“config4out”と入力し、出力端子としてGPIO 4を使うことを宣言します。 続けて、「ずっと」の内側に配置したふたつの「▼を送る」にも“gpio4on”、“gpio4off”と入力し、ONとOFFを出力します。

最後に「(緑の旗)がクリックされたとき」を上に載せてスクリプトは完成です。 スクリプトを実行するには、「ステージ」画面右上の(緑の旗)をクリックします。

スクリプトを停止するには、「ステージ」画面右上の「(赤●)」ボタンをクリックします。

作成した「プロジェクト」を保存するには、「ファイル」→「名前を付けて保存」をクリックします。

開いた画面で右に並んだボタンの一番下「私のプロジェクト」をクリックして、「新しいファイル名」欄に任意の名前(ここでは“Blink”)を入力し、「OK」ボタンをクリックします。

保存した「プロジェクト」を開くには、「ファイル」→「開く」をクリックして、「私のプロジェクト」から開きたいプロジェクトを選択し、「OK」ボタンをクリックします。

動作例