土曜日, 4月 20, 2024

品種別トマトの育て方

トマトに関する知識

トマトはどこからやってきたのか?

トマトの原産地は南米のアンデス山脈で、元々はミニトマトのように小さい実のものだったようです。ペルーやエクアドル、コロンビアなどの国では現在でも広範囲にわたって野生種が存在しています。アンデスより北のメキシコのアステカ文明でも栽培されていて、16世紀になるとヨーロッパ各地に広がりました。このころはトマトには毒があると思われていたため、主に観賞用に育てられていました。

チェリートマト Fabshop

その後18世紀ごろ、イタリアでソースなどに使われ、食用として広く使われるようになりました。これにより需要が更に増していき、シチリア島が世界最大のトマト産地となり、品種改良などがおこなわれるようになりました。

日本には江戸時代に渡来

トマトがアジア圏に渡来したのは17世紀ごろ、ポルトガル人によって中国やインドネシアなどに渡り、18世紀ごろに中国から日本へとやってきました。しかし日本でも最初は観賞用として楽しむ「唐柿(とうし)」とよばれていました。日本で食用として「トマト」として食べられるようになったのは昭和になりアメリカから輸入されてきた品種のもので、戦後には全国各地で栽培されるようになりました。

トマトの栄養成分

トマトの主な栄養成分と健康効果

トマトは「リコピン」、「ビタミンC」、「ビタミンA」、「ビタミンB6」などが多く含まれた野菜です。特にトマトの赤い色素成分になっている「リコピン」は野菜の中でもダントツの抗酸化作用を持つといわれています。

成人病予防に!

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トマトは成人病キラーともいわれています。高血圧改善や血糖値の上昇を抑える効果などもあり、悪玉コレステロールの酸化を防ぎ動脈硬化予防などにも効果があります。

免疫力UP!!

野菜の中でも抗酸化作用が非常に高いトマト。その理由はリコピンを多く含んでいるからです。赤い色素成分のリコピンが抗酸化作用により免疫力アップを助けます。

気になるシミ・シワ対策に!

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リコピンは肌の表面に発生する活性酸素を抑える働きがあります。これによりコラーゲンの生成を助け、シワやシミの予防効果につながります。

ダイエットに効果的

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リコピンには脂肪をため込む脂肪細胞の働きを抑える効果があります。これにより太りにくい体質づくりにつなげる事ができます。

太陽の光を浴びて育つトマトにはビタミンCはもちろんの事、他にも豊富なミネラル類による胃酸の中和作用やグルタミン酸やクエン酸による疲労回復、ルチンによる血行促進、血栓予防効果などもあります。

トマトクッキング!