Raspberry Piでmicro:bitを操作するには、ちょっとしたコツが

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Raspberry PiでJavaScript Blocks editorからmicro:bitを操作する場合、Windows環境とは操作方法に少し違いがあります。
今回はその中から、プログラムの転送方法等のちょっとしたコツを紹介してみたいと思います。

プログラムの転送方法

ウェブアプリのJavaScript Blocks editor画面で「ダウンロード」ボタンをクリックして現れる「ダウンロード完了…」画面の「完了」ボタンをクリックすると、Windows環境では続けて「名前を付けて保存」画面が現れるそうですが、Raspberry Piでは現れません。

仕方がないので、ブラウザの下に現れたプログラムファイルの右にある「^」をクリックして「フォルダを開く」を選択し、あらわれたファイルマネージャのDownloadsファルダに保存されたプログラムファイルを右クリックしても、Windows環境のように「送る」→「MICROBIT」のメニューは出てきません。

そこで、デスクトップの何もないところで右クリックして出るメニューから「デスクトップの設定」を選択します。

現れた「Appearance Setting」画面の「Mounted Disks」のチェックボックスにチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。

デスクトップに現れた「MICROBIT」のアイコンに、ファイルマネージャ内のプログラムファイルをドラッグアンドドロップします。すると、micro:bitの裏にあるLEDがオレンジに点滅して転送が始まり、「MICROBIT」のアイコンが消えます。

転送が完了するとプログラムがすぐに実行されます。同時に「MICROBIT」のアイコンがデスクトップに現われ、Raspberry Piがmicro:bitを再び認識するので「リムーバブルメディアの挿入」画面が現れますが、「キャンセル」ボタンをクリックして閉じます。

micro:bitを取り外す方法

micro:bitを取り外すには、タスクバー右端のエジェクトアイコンをクリックして現れるリストから「MBED VFS (MICROBIT)」を選択します。

エジェクトアイコンの下に、この表記 → が現れてからmicro:bitを取り外します。

プログラムの実行を止める方法

micro:bitを取り外せば、プログラムの実行は止まりますが、再び接続したり乾電池等の電源を接続してもプログラムはmicro:bitに残っているので実行されてしまいます。それと接続したままでも、一旦、プログラムを止めたいときもあるので、完全にプログラムを消してしまう為に”空”のプログラムを作ります。先ず、プログラム名入力欄に”空”と入力します。

プログラミングエリアのプログラムを右クリックして出てくるメニューから「合計*個のブロックを削除する」を選択します。

プログラミングエリアが空っぽになった状態で、プログラム名入力欄右の「保存」ボタンをクリックします。

ファイルマネージャのDownloadsフォルダに”空”プログラムが保存されているので、これをデスクトップの「MICROBIT」アイコンに、ドラッグアンドドロップします。すると、micro:bitの裏にあるLEDがオレンジに点滅して転送が始まります。

転送が完了すると”空”のプログラムがすぐに実行され、micro:bitの表面の表示が消えます。同時に「リムーバブルメディアの挿入」画面が現れますが、「キャンセル」ボタンをクリックして閉じます。

JavaScript Blocks editorの起動を簡単にする方法

JavaScript Blocks editorを開いた状態で、ブラウザ(Chromium)画面の右上にある”・”が縦に3つ並んだところをクリックして出てくるメニューから「その他のツール」→「デスクトップに追加」を選択します。

すると、「デスクトップに追加」画面が現われるので、そのまま「追加」ボタンをクリックします。

タスクバー左端のメニューアイコンから「Chromium アプリ」→「makecode:microbit.org」を選択してJavaScript Blocks editorを起動します。

デスクトップの「makecode:microbit.org」アイコンをダブルクリックしてもJavaScript Blocks editorを起動できます。

タスクバーの何もないところで右クリックして出てくるメニューから「パネルの設定」を選択します。

「パネルの設定」画面が現われるので、タブ「パネルアプレット」をクリックします。

「現在ロードされているプラグイン」から「アプリケーション・ランチャー」を選択して「設定」ボタンをクリックします。

「アプリケーション・ランチャー」画面が現われるので、右ペインの「Chromium アプリ」の”+”をクリックして出てきた「makecode:microbit.org」を選択して「追加」ボタンをクリックします。

「makecode:microbit.org」が左ペインに表示されていることを確認して「閉じる」ボタンをクリックします。

「パネルの設定」画面に戻って、「閉じる」ボタンをクリックして閉じます。

タスクバーにある「makecode:microbit.org」をクリックしてもJavaScript Blocks editorを起動できるようになりました。