【 Raspberry Pi 】Thonny Python IDE を使ってLEDを光らせる【初心者】
前回の記事では、Raspberry Pi を使ってLEDを光らせるプログラムを実行するために、チュートリアル通りに進め、vim というテキストエディタでLEDを光らせる事が出来ました。
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://www.fabshop.jp/raspberrypi-vim/ target=]
今回は3つの開発環境(Thonny Python IDE、Geany、Python 3 (IDLE) )で同じプログラムを実行してみて、その開発環境の違いなどを調べていくにあたり、まずは Thonny Python IDE を試してみたいと思います。
ファイルを作成して Thonny Pyhon IDE で開く
前回の記事で「 $ sudo touch ファイル名 」でファイルが作れたので同じように作ります。
$ sudo touch led_T.py
LXTerminal の中で続けて、この作ったファイルを Thonny Python IDE で開きます。
$ sudo Thonny Python IDE led_T.py
「コマンドが見つかりません」と表示されました。
エディタの名前(Thonny Python IDE )が違うのかもしれないと思い、Thonny Python IDE のプロパティを確認すると、Thonny.desktop というファイル名がついていたので再度、試しました。
$ sudo Thonny.desktop led_T.py
やはり「コマンドが見つかりません」と表示されてしまいました。
原因を調べていくと、どうやら「 Thonny Python IDE 」ではなく「 thonny 」で良いという事が分かったので試しました。
$ thonny led_T.py
led.T.py という名前のファイルが Thonny Python IDE で起動させる事が出来ました。
今回、LXTerminal で最初にいつも入れていた sudo を入れなくてもファイルを開くことが出来ました。
sudo は、最高権限をもつ root と同じ権限で操作する時に使うコマンドだと学んでいたのですが(自分は普段は pi として操作している)、この thonny を開く操作については sudo がなくても開けるのだと分かりました。
![ThonnyPythonIDEの起動方法その2](https://www.fabshop.jp/wp-content/uploads/2020/11/ThonnyPythonIDE_1-e1606697562272.png)
コードを入力して実行
Thonny Python IDE が開いたら、vim エディタで作成したLEDを光らせるプログラムと同じものを書いていきます。
(コードはこちらのマニュアルの7ページ目にあります。)
コードが全て書けたら、Save ボタンを押して名前をつけて保存し、実行( Run )します。
画面の下の Shell と表示された枠の中にエラー文が表示されました。
NameError : name `time` is not defined
どうやら time というものが定義されていないという意味のようで、もう一度最初からコードを見直しました。
すると、2行目の import time が抜けていました。
入力して再度実行すると Shell の部分に、…led on led off… と表示され続け、LEDも点滅し、無事にプログラムを実行することが出来ました。
vim と比較した印象
vim を使用した時は、プログラムが実行されない原因がよく分からなかったし、操作方法が違ってやりづらい印象があったのに対し、Thonny Python IDE は 画面の下に shell と呼ばれる窓があってそこにエラー文や実行結果が表示されるので、vim よりは初心者に優しい印象がありました。
次回は、Geany を試してみたいと思います。