【第5回】の「Scratch 1.4」ではブロック「config4inputpulldown▼を送る」を使って、GPIO4番端子を内部のプルダウン抵抗を有効化した入力端子として設定しましたが、「Scratch 2」には、このような設定がありません。
そこで、Raspberry Piの各GPIOが既定でプルアップ/プルダウンのどちらに設定されているかを事前に「Scratch 2」の猫に調べさせることにしました。
今回使った部品
- Raspberry Pi 3 Model B × 1
- 40Pinフラットリボンケーブル
- 40Pin T型GPIO拡張ボード
- ブレットボード × 1
- ジャンプワイヤー(オス/オス) × 1
別画面で「最近開いたファイル」が表示されるので、今回のプロジェクトのベースとする【第9回】で作ったプロジェクト”LED_PIR.sb2″を選択して、「開く」ボタンをクリックします。
スクリプトを実行してGPIOの設定を調べる
ジャンプワイヤーをGPIO21番だけに接続した状態で、緑の旗をクリックすると、ステージ上の猫は「pulldownじゃないか!」と言います。これでGPIO21番は既定でpulldownに設定されていることが確認できました。
ジャンプワイヤーのもう一方の端子をGPIO2番に接続すると、ステージ上の猫が「pullupだよ!」と言うので、GPIO2番は既定でpullupに設定されていることが確認できます。
続けてジャンプワイヤーのもう一方の端子をGPIO3~27番端子に接続したときの猫の発言で各端子毎の既定の設定が確認できます。
このプロジェクトでRaspberry PiのGPIOを調べた結果が下です。これは、SoCの仕様とも一致しています。