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Raspberry Pi 3のニューモデル”B+”では、本連載の【STEP-26】で設定した「Program USB Boot Mode」がデフォルトだという情報があったので確認してみました。

【STEP-26】の投稿時、この機能は未だ実験的なもので、設定を一度、OTP (One Time Programmable) メモリーに書き込んでしまうと、二度とRaspberry Piを元の設定には戻せなくなると聞いていた為、恐る恐る試したことを覚えています。

「Program USB Boot Mode」の設定を確認する

「Program USB Boot Mode」の確認に起動ディスクとして使ったのは普通のUSBメモリーです。

このUSBメモリーは、今までmicroSDカードに対してRaspbian Stretch with Desktopをインストールするときと同じようにSDメモリカードフォーマッターでフォーマットしたものに、公式サイトからダウンロードした最新版 ver.4.14のZIPファイルを直接、Etcherで書き込んだものです。

箱から出したRaspberry Pi 3 Model “B+”のカードスロットは空のまま、USBポートにこのUSBメモリーを接続し電源を投入したところ、Raspbianはあっけなく起動してしまいました。

【STEP-26】で「Program USB Boot Mode」を有効する為に編集した設定ファイルを確認します。

「LXTerminal」を起動し、設定ファイル”/boot/config.txt”を開きます。

「GNU nano」画面で「↓」キーでカーソルを最終行まで移動しても、当然のことながら【STEP-26】で追記した「Program USB Boot Mode」の設定はありません。

コマンド”vcgencmd“で、OTP (One Time Programmable) メモリーの設定を確認してみます。

返された”17:3020000a”は「Program USB Boot Mode」が、あらためて設定しなくても既に有効であることを示しています。

コマンド”lsblk“で、デバイスのマウント状況を確認します。

これを見ると、”sda ( USBメモリー ) “以外にマウントされたストレージがない状態で起動していることが分かります。

このUSBメモリーは起動ディスク( /boot )としてマウントされているので、タスクバー右端のイジェクトアイコンにマウスを合わせても、当然「No ejectable devices」と返されます。

空のカードスロットにmicroSDカードを挿入してみた

空のカードスロットにRaspbianをインストールしたmicroSDカードを挿入すると、いつものように「リムーバブルメディアの挿入」画面が開くので、「OK」ボタンをクリックします。

このmicroSDカードにはRaspbianがインストールされているので、システムファイルがたくさん書き込まれています。

今度も、コマンド”lsblk“で、デバイスのマウント状況を確認してみます。

これを見ると、起動ディスクの”sda (USBメモリー) “以外に、カードスロットに挿入されたmicroSDカードのデバイス名”mmcblk0″が2つのパーティションでマウントされていることが分かります。

このmicroSDカードは、カードスロットに挿入されてはいても起動ディスクとしてマウントされてはいないので、タスクバー右端のイジェクトアイコンにマウスを合わせると、イジェクト(取外し)できる表示になっています。

カードスロットのmicroSDカードをフォーマットしてみた

イジェクトできるなら、その前にフォーマットだってできそうです。

フォーマットの前に、2つのパーティションをアンマウントしておきます。

フォーマットの前に、コマンド”fdisk“で2つのパーティションを1つにまとめておきます。

コマンド”fdisk”を対話モードで実行する為、途中、黄色の丸で覆われたコマンドを入力します。

コマンド”lsblk“で、microSDカードのパーティション構成を確認しておきます。

2つあったパーティションが、1つにまとめられていました。

コマンド”mkdosfs -F32“で、Windowsでも読み書きできるFAT32でフォーマットします。

フォーマットしたmicroSDカードに書き込みしてみた

このmicroSDカードはアンマウントされているので、カードスロットから一旦、引き抜いて再び挿入すると、「リムーバブルメディアの挿入」画面が開くので、「OK」ボタンをクリックします。

このmicroSDカードはフォーマットされているので、当然、中は空っぽです。

空っぽのフォルダ内で右クリック→「新規作成」→「空のファイル」を左クリックします。

現れた「新規作成」画面の入力欄に”新規.txt”と入力し、「OK」ボタンをクリックします。

作成した”新規.txt”がちゃんと保存されています。

USBデバイスから起動した場合、カードスロットに挿入したmicroSDカードが読み書き自由でフォーマットも可能ということは、単にストレージとして使うだけでなく、tempファイルやlogファイル、swapファイルの保存先にも使うことでシステムの最適化にもなりそうです。

もう一度、コマンド”lsblk“で、デバイスのマウント状況を確認します。

microSDカードは、ファイル形式が”vfat(FAT32)”でマウントされています。

タスクバー右端のイジェクトアイコンにマウスを合わせると、このmicroSDカードがイジェクト(取外し)できる表示になっています。

カードスロットにmicroSDカードを挿入したまま再起動してみた

カードスロットにmicroSDカードを挿入したまま再起動してみました。

再起動後に、タスクバー右端のイジェクトアイコンにマウスを合わせると、”SL16G(microSDカード)”がイジェクト(取外し)できる表示になっていたので、RaspbianはUSBメモリーから起動していることが分かります。

今回、Raspberry Pi 3 Model “B+”は「Program USB Boot Mode」がデフォルトになっていることを確認できましたが、このニューモデルには他にも確認したいことがあるので、今後も【 続報 】という形でお伝えしていきたいと思います。

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