この記事をシェアしよう!

Raspberry Pi 3 Model B+の登場でCPUクロックが1.4GHzに向上し、【 続報 ⑤ 】【 続報 ⑥ 】でお伝えしたように起動ディスクとして下にある⑧や⑫のような高速大容量ストレージを用いることで、Windows代替PCとしての可能性が更に高まりましたが、搭載メモリは1GBのままです。しかも、これを補うはずのSWAP領域は、既定で100MBしかありません。そこで【STEP-27】では起動ディスクとは別のストレージをSWAP領域として設定することでパフォーマンスの改善を試みましたが、起動ディスクがこれだけランダムアクセスにも強く高速大容量になった今では、シンプルに起動ディスク内のSWAP領域を拡大するのもアリではないでしょうか?

現状のswap領域確認

「LXTerminal」を起動し、先ず、コマンド”free“で、現状 ( 既定 ) のSWAP領域を確認しておきます。

free -h

既定では、やはりSWAP領域は”99MB”です。

コマンド”swapon -s“で、SWAP領域のマウント状況を確認します。

swapon -s

起動ディスク内(/var/swap)でサイズが”102396(KB)”でマウントされていますが、”Priority:-2″が気になります。

SWAP領域拡大の設定

ファイルマネージャを起動し、左ペインで”/etc”を開き、右ペインの”dphys-swapfile”を右クリックして出てくるメニューから「nano」を左クリックします。

カーソルを下に移動すると、”#”の後に説明があって、その下に設定文があります。
最初の設定”CONF_SWAPFILE=/var/swap”はSWAP領域の場所を指定するもので、今回は変更しないので”#”でコメントアウトしたままにします。
2つ目の設定”CONF_SWAPSIZE=100(MB)”がSWAP領域のサイズを指定するもので、今回変更します。
3つ目の設定”CONF_SWAPFACTOR=2″もSWAP領域のサイズを指定するものですが、これは物理メモリの倍数でサイズを指定するものなので、”#”でコメントアウトしたままにします。(コメントアウトを外すと1GBの2倍の2GBになります)
4つ目の設定”CONF_MAXSWAP=2048(MB)”がSWAP領域のサイズの上限を指定するもので、今回変更します。

2つ目の設定”CONF_SWAPSIZE=100″の”100″を”4096″で上書きします。

4つ目の設定”CONF_MAXSWAP=2048″は行頭の”#”を削除した上で”2048″を”4096″に上書きします。

起動ディスクのサイズが大きいので余裕あるサイズにしておきました。

書き込んだら、(「Ctrl」+「O」) → (「Enter」) → (「Ctrl」+「X」)キーの順で保存し、再起動します。

SWAP領域拡大後の効果確認

再起動したら、「LXTerminal」を起動し、コマンド”free“で、SWAP領域のサイズを確認します。

free -h

SWAP領域のサイズが”4.0G(B)”に増えました。

更に、コマンド”top“で、システム情報を表示します。

表示された画面上にカーソルを移動してクリックし、次のトグルキーを1文字づつ入力して、表示を変更します。

top
m
t
m
z

ブラウザを起動してYou Tubeのノンストップ再生動画を同時に5本再生したところ、メモリーを87.2%使っていますが、SWAP領域は未だ”4194300(KB)”の6.8%:279MBしか使っていません。【STEP-27】で同時に3本再生したところで、既定のswap領域100MBを100%使い切りフリーズしそうになったときとは全く違います。

次にブラウザでGoogleマップを開き、ストリートビューを表示してみましたが、メモリーも62.6%しか使っていませんが、SWAP領域は未だ”4194300(KB)”の4.3%:176MBしか使っていず余裕です。

この記事をシェアしよう!