ブロッコリーを育てよう!
ブロッコリーは株の頂点につく「花蕾」という花のつぼみを食べる野菜です。
頂点の「花蕾」を収穫した後も、葉の付け根に小さな「花蕾」がつくので、長く楽しめる野菜です。
栽培環境の準備
土づくり
苦土石灰(1㎡あたり100g)を全面散布して深くよく耕し、定植の1週間前にたい肥(1㎡あたり2キロ)と化成肥料(1㎡あたり100g)を入れます。(元肥なので地表から15cmくらい掘って堆肥と化成肥料を入れて土を戻します。)
畝は1列の場合幅は40cm、株間40cmは取り、水はけが悪い場合は畝を高めにします。
タネをまこう
1.ポリポットの底の穴に合わせて鉢底ネットを敷きます。
移植ゴテを使って、培養土をポリポットの8から9分目くらいまで入れます。
ポリポットを少し揺らして土をならします。
普段のお手入れは?
土寄せ
植え付け後は、10日から2週間くらいで鍬(くわ)などを使って、株元に向かって周りの土を寄せます。
この土寄せは、上に伸びた細い株を安定させるのと、雑草が生えてくるのを予防するために行います。
追肥
追肥は本葉が10枚くらいになったころと、花蕾が出始めたころに化成肥料を20~30g株元に散布します。
水やり
土が乾いたらたっぷりやります。
病虫害、ここに注意!
黒腐病
緑色の葉が縁から不整形からⅤ字型に枯れたように広がって、黄色から黒っぽく全体に広がる病気です。
この病気はキャベツや大根などのアブラナ科の野菜に発生しやすい細菌による病気です。
黒腐病の病原菌は、乾燥に対する抵抗力が強く、前作の残りの植物や土壌、感染した種子に付着して長い間生存して伝染源となります。
雨水の跳ね上がりや葉縁の水孔、傷口や害虫の食害痕、気孔などから侵入して感染します。
対策は前作の植物を残さないようにすること。
周辺の雑草の除去。
水はけのよい土づくりをすること。
黒斑病
葉の表面に褐色から黒色に変化して発生し、下葉から黒く枯れていきます。
病原菌は糸状菌の一種で、雨が多く高温になると発生しやすくなります。
対策は黒斑病にかかってしまった葉は摘みとって、落ちた葉も一緒に焼却処分します。