【STEP-65】から始まった音楽再生最適化の追求は今回いよいよ、サーバー側のRaspbianにMPDをインストールすることで実現に近づきます。併せてMPDの設定と動作確認用のMPCを使った共有フォルダ内の音声ファイル再生についても紹介します。
MPDとMPCをインストールする
MPDの設定
LXTerminalを起動して、有効なオーディオデバイスを確認しておきます。
aplay -l
【STEP-86】でカーネルモジュールsnd_bcm2835を停止しているので、有効なハードウェアはUSBDACのカード番号が”1″、デバイス番号が”0″だけになっていました。
次の「# mixer_type “hardware”」の行頭”#”を削除し、”hardware”を”none”で上書きします。ビットパーフェクト再生を実行するにはこの設定が必要です。
上書きしたら、(「Ctrl」+「O」) → (「Enter」) → (「Ctrl」+「X」)キーの順で保存して、再起動し設定を反映します。
mpd.confで設定したsyslogのログ出力抑制に駄目押しする為、行末に”quiet”を入力します。
quiet
MPCで共有フォルダの楽曲を再生する
プレイリストを再生します。
mpc play
プレイリストの1曲目から再生が始まりました。共有フォルダの音声ファイルがMPDサーバーに接続したUSBDACを通して再生されています。LXTerminalには”[playing] #1/18 0.00/6.04 (0%)”と表示されていますが、再生が始まっても、この表示は変化しません。← 当たり前か?なら何故、表示するのか?
3行目に再生設定の一覧が表示されていますが、”volime:n/a”とあるようにMPDでは音量調整ができないので、タスクバーのスピーカーアイコンを右クリックして出てくるメニューから「USB Device Settings…」を選択して現れる「Audio Device Settings」画面のスライドバーで調整します。