【STEP-64】Raspberry Piでのお手軽RAW現像はShowfoto

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以前の記事【STEP-51】で「画像編集はGoogle フォトで十分かも」と書きましたが、RAW画像を現像する場合、Raspberry Piにはいかんせん荷が重すぎて使い物になりません。そこで今回は、Raspberry PiでもRAW現像できるお手軽アプリShowfotoを紹介します。

Showfotoのインストール

スタートメニューから「設定」→「Add  /  Remove  Software」を開き、画面左上の検索枠に”showfoto”と入力して「Enter」キーを押すと、しばらくして右ペインに検索結果が表示されます。右ペイン”image viewer / editor for KDE”のチェックボックスにチェックを入れ、画面右下の「Apply」ボタンをクリックします。

「認証待ち」画面に続いて「認証」画面が現れるので、【STEP-09】で設定したパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリックします。

インストールが終わったら、「OK」ボタンをクリックして閉じます。

Showfotoの設定

スタートメニューから「グラフィックス」→「showFoto」をクリックして起動します。

メニューバー右端の「>>」をクリックして出てくるメニューから「Settings」→「Showfotoを設定」を選択します。

「Configure – Showfoto」画面が現れるたら、左ペインの”RAW Decording”をクリックします。

タブ「RAW Behavior」の項目「Using the default settings, in 16 bit」のラジオボタンをクリックします。

次に左ペインの「Save Images」をクリックします。

項目「JPEG quality:」右端の” ↑ “をクリックして”100″にします。

項目「Chroma subsampling:」右端の” ↓ “をクリックして出てくるメニューから”4:4:4  (best quality)”を選択します。

各項目が指定通りに表示されていることを確認して「OK」ボタンをクリックします。

メニューバーから「ファイル」→「終了」をクリックして、一旦、閉じます。

RAW画像の現像

もう一度、スタートメニューから「グラフィックス」→「showFoto」をクリックして起動します。

ツールバーの「Open folder」ボタンをクリックします。

「Open Images From Folder – Showfoto」画面が現れ、既定で”/home/pi/Pictures”が開くので、「 ↑ 」ボタンをクリックします。

右ペインで”Pictures”を選択して「選択」ボタンをクリックします。

左ペインにフォルダー内の画像がサムネイルで表示されますが、編集する画像をシングルクリックするとファイルと写真のプロパティが表示されるのでダブルクリックします。

左ペインでダブルクリックすると選択した画像が中央に大きく表示されて編集可能になるので、メニューバーから「Color」→「Auto-Correction…」をクリックしてみました。

画面右に自動補正のサムネイルが5パターン表示されるので、どれかひとつを選択してマウスカーソルを中央の画像に移動すると中央の画像が補正前と補正後に切り替わります。今回はどのパターンも気に入らなかったので「Cancel」ボタンをクリックして閉じます。

自動補正では望み通りの結果が得られなかったので、メニューバーから「Color」→「Brightness/Contrast/Gamma…」をクリックします。

右ペインに各項目毎のスライドバーが表示されるので、先ず項目「Gamma:」の「 ↑ 」を”2.20″になるまでクリックしました。

今度は、項目「Contrast:」の「 ↑ 」を”30″になるまでクリックしました。

最後に、項目「Brightness:」の「 ↑ 」を”10″になるまでクリックしました。

終わったら、「OK」ボタンをクリックします。

次に画像のトリミングを行う為、メニューバーから「Transform」→「Aspect Ratio Crop…」をクリックします。

右ペインに設定項目が表示されるので、項目「Aspect Ratio:」の「 ↓ 」をクリックして出てくるメニューから「None」を選択します。

中央の画像にトリミング枠が表示されるので、右上の角をマウスで調整します。

更に、左下の角をマウスで調整します。

トリミングが終わったら、「OK」ボタンをクリックします。

現像したデータの印刷

メニューバーから「ファイル」→「Print Image…」をクリックします。

「Print Image – Showfoto」画面が現れるので、「オプション」ボタンをクリックします。

「Print Image – Showfoto」画面が下に拡がってタブ「印刷部数」が開くので、変更がなければタブ「オプション」をクリックします。

タブ「オプション」の項目「カラーモード」が既定では”グレースケール”になっているので、”カラー”のラジオボタンをクリックします。

Showfotoでは、ここまでの設定しかないので、後の詳細設定はプリンタードライバーから行います。「Print Image – Showfoto」画面はそのままにして、タスクバー左端のメニューアイコンから「設定」→「印刷設定」をクリックします。

「印刷設定 – localhost」画面が現れるので、印刷するプリンターを選択してメニューバーから「プリンター」→「印刷キューを表示」をクリックします。

続けてメニューバーから「プリンター」→「プロパティ」をクリックします。

「プリンターのプロパティ – ******」画面が現れるので、左ペインの「プリンターオプション」をクリックします。

項目「Media Type:」の”▼”をクリックして出てくるメニューから”Photo Paper Pro Platinum”を選択しました。

項目「Resolution:」の”▼”をクリックして出てくるメニューから”600×600 DPI  PHOTO  HIGH”を選択します。

項目「Color Correction:」の”▼”をクリックして出てくるメニューから”Raw”を選択します。

項目「Image Type:」の”▼”をクリックして出てくるメニューから”Photograph”を選択します。

設定できたら「OK」ボタンをクリックします。

「認証」画面が現れるので、項目「同一性:」の”▼”をクリックして”root”を選択し、【STEP-45】で設定したパスワードを入力して「OK」ボタンをクリックします。

続けてもうひとつ「認証(プリ…変更中)」画面が現れるので、項目「ユーザー名:」の入力欄に”root”と入力し、【STEP-45】で設定したパスワードを入力して「OK」ボタンをクリックします。

「Print Image – Showfoto」画面に戻って、「印刷」ボタンをクリックします。

「ドキュメントの印刷ステータス」画面に印刷ジョブが現れ、ステータスが”処理中”になります。

印刷結果が満足できるものなら、ツールバーの「名前を付けて保存」ボタンをクリックします。

「New Image File Name – Showfoto」画面が現れて項目「ファイル名:」に元のRAW画像ファイルの拡張子が”.jpg”になったものが表示されるので、変更する必要がなければ「保存」ボタンをクリックします。

「Settings for Savin…ge File – Showfoto」画面が現れ、先程”Showfotoの設定”で設定した内容が表示されますが、変更する必要がなければ「OK」ボタンをクリックします。

ShowfotoがサポートするRAWカメラ

メニューバーから「ヘルプ」→「Supported RAW Cameras」をクリックします。