【STEP-102】MPDクライアントのVNCビューワーからMPDサーバーのChromiumをアンインストール

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MPDサーバーの環境設定中は、情報収集やGoogle Driveを通したファイル交換等で何かと役に立ったChromiumですが、設定もほぼ一段落付いたところでより音楽再生の最適化を図る為、アンインストールすることにしました。今回はMPDクライアントのVNC Viewerからヘッドレス環境のMPDサーバーを操作して実行します。

MPDクライアントのVNC ViewerでMPDサーバーのデスクトップを開く

MPDクライアントのスタートメニューから「インターネット」→「VNC Viewer」をクリックして起動します。

VNC Viewerは【STEP-85】以来、起動していなかったので、当時の接続設定がそのまま残っていました。当時の設定を右クリックして出てくるメニューから「Connect」を選択してみます。

MPDサーバーのIPアドレスも変わっているので、当然アクセスはできません。「OK」ボタンをクリックして閉じます。

この接続設定は使えないので、右クリックして出てくるメニューから「Delete」を選択します。

「Are you sure?」と念を押されますが「Yes」ボタンをクリックして削除します。

画面上の入力欄に”【STEP-89】で設定したMPDサーバーのホスト名.local”を入力します。

「VNC Viewer」画面の他に「ホスト名.local – VNC Viewer」画面と「Identity Check」画面が現れるので、「Continue」ボタンをクリックします。

「Identity Check」画面が「Authentication」画面に変わるので、「Username:」と「Password:」の入力欄に既定の”pi”と”raspberry”を入力し「OK」ボタンをクリックします。

MPDサーバーのデスクトップが開いたら、VNC Viewerの画面上に覗いてる白い部分を下に引き出して「i」ボタンをクリックします。

現れた「Session Information」画面に設定情報が表示されます。

MPDサーバーのChromiumをアンインストールする

タスクバーからLXTerminalを起動します。

次のコマンドで、Chromiumを設定込みでアンインストールします。

sudo apt purge chromium-browser -y

プロンプトが返ってきたら、次のコマンドで必要なくなったパッケージを削除します。

sudo apt autoremove -y

プロンプトが返ってきたら、残っている不要ファイルも削除します。

sudo apt clean

プロンプトが返ってきたら、再起動します。

reboot

再起動中はVNC Viewer画面が暗転します。

MPDクライアントのVNC ViewerからMPDサーバーの音声出力を操作する

MPDサーバーが再起動してVNC Viewer画面に再びデスクトップが現れたら、もう一度、タスクバーからLXTerminalを起動します。

音楽保存ストレージの共有フォルダに保存されたプレイリストを表示します。

mpc playlist

プレイリストの楽曲を再生します

mpc play

mpcでは音量調整ができないので、タスクバーのスピーカーアイコンを右クリックして出てくるメニューから「USB Device Settings…」を選択します。

現れた「Audio Device Settings」画面のスライドバーで音量を調整します。この程度の操作性でも構わなければ、CantataがなくてもVNC ViewerからMPDの音声出力を操作できます。