【STEP-89】MPDサーバーのWi-Fiを復活させてホスト名を変更しておく

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以前の記事【STEP-77】でWi-Fiを無効化し、【STEP-83】でIPアドレスを固定化しましたが、その後、Raspberry PiのEthernet(有線LAN)がUSBとバスを共用している為、ストレージをUSB接続している場合は有線よりも無線LAN(Wi-Fi)で接続した方が音楽の再生品質には有利という情報を目にしました。更にRaspbianにはAvahiがプリインストールされているので、IPアドレスを固定化しなくてもホスト名さえ一意になっていればホスト名で他の端末からアクセスすることが可能という情報もありました。その為、今回は一旦、無効化したWi-Fiを復活させて、ホスト名も(ローカルネットワーク内で)一意のものに変更する設定を行います。

Wi-Fiを復活させる

ファイルマネージャを起動して”/boot”を開き、config.txtを右クリックして出てくるメニューから「nano」を選択します。

「GNU nano」画面が開いたら、「↓」キーでカーソルを下に送り、「dtoverlay=pi3-disable-wifi」の行頭に”#”を入力してコメントアウトします。

入力したら、(「Ctrl」+「O」) → (「Enter」) → (「Ctrl」+「X」)キーの順で保存し、再起動します。

Raspberry PiからLANケーブルを抜くと、タスクバーのネットワークアイコンが「××」に変わりますが、アイコンを右クリックすると「Turn On Wi-Fi」の表示が現れるのでクリックします。

すると、近隣のアクセスポイントのSSIDがリストアップされるので、接続先のSSIDをクリックします。

SSID名の画面が現れるので、「Pre Shared Key:」の入力欄に暗号化キーを入力して「OK」ボタンをクリックします。

アクセスポイントとの接続が確立してネットワークアイコン(↑↓)が電波状況を表すアイコンに変わったらアイコンをマウスオーバーします。すると、無線LAN( wlan0 )の接続状況が”Associated with (アクセスポイントのSSID)、Configured (Raspberry Pi のIPアドレス)”と表示されます。

ホスト名を一意のものに変更する

スタートメニューから「設定」→「Raspberry Pi の設定」をクリックすると、項目「ホスト名:」が既定の”raspberrypi”になっています。

項目「ホスト名:」を”mpd”で上書きし、「OK」ボタンをクリックします。

すると、「再起動が必要です」画面が現れるので、「はい」ボタンをクリックして再起動します。

再起動したら、次のコマンドでホスト名を確認します。

hostname

ホスト名は”mpd”と返ってきました。