スペースオペラOoliteをプレイするにはOpenGLが必須です!

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オープンワールドゲームOoliteの公式サイトに「最新のハードウェアを必要としないように設計されており、基本性能のために1GHzプロセッサ、1GBのRAM、およびOpen GL対応のグラフィックスカードのみを必要とします(より高い仕様が推奨されます)。」とあり、Raspberry Pi 3 Bのスペックは辛うじてこれを満足します。本稿は、Open GL有効化の手順からインストール、拡張パッケージ、基本操作までの紹介になります。

OpenGLを有効にする

FreeTennisはグラフィックスの負荷が高いアプリなので、インストールする前にあらかじめ、OpenGLを有効化しておきます。

タスクバーのLXTerminalアイコンをクリックして起動します。

開いたLXTerminal画面の”~ $”の後に続けて次のコマンドを入力して「Enter」キーを押し、Raspberry Pi の設定ツールを起動します。

sudo raspi-config

「Raspberry Pi Software Configuration Tool」画面が開いたら、「↓」キーで「7 Advanced Options」を選択し、「Enter」キーを押します。

次の画面では、「↓」キーで「A7 GL Driver」を選択し、「Enter」キーを押します。

次の画面では、1番上の「G1 GL (Full KMS) OpenGL desktop driver with full KMS」を選択します。他のものが選択されている場合は、「↓」キーで選択を変更します。

1番上の「G1 GL (Full KMS) OpenGL desktop driver with full KMS」が選択されていることを確認したら、「→」キーを押して「<了解>」を選択し、「Enter」キーを押します。

画面に”The full KMS GL driver is enabled.”が表示されたら、「<了解>」を選択したまま、「Enter」キーを押します。

最初の画面に戻るので、「→」キーを2回押して「<Finish>」を選択し、「Enter」キーを押します。

「今すぐ再起動しますか?」と尋ねられますが、「→」キーで「<いいえ>」を選択して、「Enter」キーを押します。

LXTerminal画面に戻るので、次のコマンドを入力して「Enter」キーを押し、LXTerminal画面を閉じます。

exit

GPUメモリを増加する

タスクバー左端のスタートメニューから「設定」→「Raspberry Pi の設定」をクリックして起動します。

開いた「Raspberry Pi の設定」画面のタブ「パフォーマンス」をクリックして開きます。

項目「GPUメモリ(G):」の入力欄を”128″で上書きして「OK」ボタンをクリックします。

「再起動が必要です」画面が現れたら、「はい」ボタンをクリックして再起動します。

Ooliteのインストール

タスクバー左端のスタートメニューから「設定」→「Add / Remove Software」をクリックして起動します。

開いた「Add  /  Remove  Software」画面左上の検索枠に”oolite”と入力して「Enter」キーを押すと、しばらくして右ペインに検索結果が表示されます。右ペインの”space sim game, inspired by Elite”の下側のチェックボックスにチェックを入れ、画面右下の「OK」ボタンをクリックします。

「認証待ち」画面に続いて「認証」画面が現れるので、パスワード入力欄に【STEP-09】で設定したパスワードを入力して「OK」ボタンをクリックします。特にパスワードを設定していない場合は、既定の”raspberry”を入力します。

すると、選択したパッケージのダウンロードとインストールが始まり、完了すると画面が閉じます。

Ooliteを起動して操作キー一覧表を確認しておく

タスクバー左端のスタートメニューから「ゲーム」→「Oolite」をクリックして起動します。

最初は、こんな小さな画面で起動しました。

画面を見易い大きさに拡大します。全画面表示ではフリーズします。

Ooliteはマウスカーソルが画面内に入れますが、機能しないので「↓」キーで”View Keyboad Settings”を選択して「Enter」キーを押します。

「Keyboad Settings」画面に切替わり、操作キーの一覧が表示されます。上の3行をマスターすれば、宇宙船を操縦できます。覚えるまでは印刷して手元に置くか、別画面に表示したままでプレイする必要があります。「Space」キーを押すと、メニュー画面に戻ります。

ビギナー向けの拡張パッケージをインストールする

メニュー画面に戻ったら、「↓」キーで”Manage Expansion Packs”を選択して「Enter」キーを押します。

次の画面では、既定の”Download Expansion list”を選択したまま「Enter」キーを押して、拡張パッケージの最新リストをダウンロードします。

拡張パッケージの最新リストがダウンロードされると、この画面に切替わります。この時点ではパッケージが”620″あったそうです。「Continue」が選択されたまま「Enter」キーを押します。

「Select pack to install」画面に切替わります。

「↑」キーで1番上の”Addons for Beginners”を選択して「Enter」キーを押します。

拡張パッケージ”Addons for Beginners”をインストールするには、追加でこれらのパッケージもインストールする必要があるそうなので、「Download all additional required packs」が選択されたまま「Enter」キーを押します。

必要な追加パッケージも含めて”Addons for Beginners”のダウンロードが始まります。

ダウンロードが終わると、この画面に切替わります。620ある拡張パッケージの内、65のパッケージがインストールされました。「Continue」が選択されたまま「Enter」キーを押します。

「Select pack to install」画面に戻るので、「↓」キーで「List installed expansion packs」を選択し、「Enter」キーを押します。

インストールした65の拡張パッケージがリストアップされます。

ひとつの画面では表示しきれないので、「↓」キーで”More”を選択し、「Enter」キーを押して次の画面に切り替えます。

拡張パッケージの確認が終わったら、「↓」キーで”Return to Menu (applies changes)”を選択して「Enter」キーを押します。

宇宙船や装備のライブラリを見る

戻ったメニュー画面の表示が変わっていました。「↓」キーで”View Ship Library”を選択して「Enter」キーを押します。

「Ship Library」画面では、規定の宇宙船”Cobra Mark Ⅲ”が選択されていて、画面上にはスペックも表示されています。「↑」キーと「↓」キーで宇宙船を選択できます。

「←」キーと「→」キーで宇宙船以外のアイテムに切り替え、「↑」キーと「↓」キーでそのアイテム内を選択できます。

全てのアイテムを確認したら、「space」キーを押してライブラリから抜けます。

宇宙空間に飛び出してみた

メニュー画面に戻ったら、「Start New Commander」を選択したまま「Enter」キーを押します。

「Start New Commander」画面では、規定の”Normal Start”を選択したまま「Enter」キーを押します。

次の画面でも、規定の”Take the package”を選択したまま「Enter」キーを押します。

次の「ジェイムソン司令官」画面では、与えられた条件が表示されています。「F1」キーを押すと、この条件でスタートします。

これは、母船の格納庫でしょうか?

あっという間に格納庫から打ち出されてしまいました。正面に得体の知れない何かがあります。

このままでは衝突してしまうので、「s」キーを連打して急ブレーキを掛けました。

画面に警告が続出したので、「a」キーを使い、唯一の装備レーザービームをお見舞いしました。

次の瞬間、爆発で視界が真っ白になってしまいました。

ここでゲームオーバーです。「Space」キーを押して元の画面に戻ります。

そもそも、Ooliteは単なる宇宙船の操縦シュミレータなどではなく、宇宙船の司令官としての物資調達から戦略までを含む一種のサバイバルゲームなので、パイロット用リファレンスマニュアルを熟読した上でプレイするべきでした。

メニュー画面に戻ったら、「↓」キーで”Exit Game”を選択して「Enter」キーを押し、Ooliteを終了します。