手元に使っていないハードディスクや「+なし」のRaspberry Pi 3Bがあったので、サーバーとして音楽再生に最適化した環境を構築できないか検討してみることにしました。手始めに運用中のRaspberry Piにクライアントアプリをインストールした場合の機能を確認しておこうと思います。
本記事投稿後、Cantataのインストールを数回実行しましたが、その際、インストール時(初回起動時?)にUSB接続のブルーレイドライブを接続していないとRaspbianからはドライブを認識しているのに何故か、CantataのDevicesにドライブが表示されないという現象が確認されました。Cantataのインストールは、ブルーレイドライブ(DVDドライブ)を接続した状態で実行してください。
Cantataのインストール
スタートメニューから「設定」→「Add / Remove Software」を開き、画面左上の検索枠に”mpd”と入力して「Enter」キーを押すと、しばらくして右ペインに検索結果が表示されます。右ペインの”Music Player Daemon”のチェックボックスにチェックを入れ、画面右下の「Apply」ボタンをクリックします。
「認証待ち」画面に続いて「認証」画面が現れるので、【STEP-09】で設定したパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリックします。
今度は「認証」画面も現れずにそのままインストールが始まります。終わったら、”Qt client for the music player daemon (MPD)のチェックボックスにチェックが入っていることを確認して「OK」ボタンをクリックし、閉じます。
Cantataの起動と最初の設定
項目「Music foder:」はこのままでもいいのですが、今回、使っていないハードディスクがあったので、音楽専用にext4でフォーマットしたものをUSB接続しておきました。入力欄右のアイコンをクリックします。
「Select Folder」画面が現れ、Music folderとして指定したドライブが表示されるので、右ペインの何もないところで右クリックして出てくるメニューから「新しいフォルダ」を選択します。
Windowsならドライブを保存先としても指定できるのですが、Linuxにはそもそもドライブという概念がないので、Music folderとしてハードディスクを指定したのがマズかったようです。